2011/09/12

ギリシャの経済指標1 人口・GDP・為替レート

ギリシャの経済指標を確認します。

この記事では人口・GDP・為替レートについて記述致します。

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1960年から2011年の人口推移です。

人口はややブレがありますが、基本的に増加傾向にあることがわかります。


2011年ギリシャの人口ピラミッドです。

人口のピークは40-44前後に大きく形成されており、それ以降の世代が大きくすぼんでいるのがわかります。

これは極端な少子高齢化が進んでいることを表します。

極端な世代形成は将来的に大きな懸念となります。

恐らく大きな負担を若年層に強いることになるかと思いますが、それ以前にデフォルトしかかっているわけです。ロシアやアルゼンチンの例を見ても、悲惨な将来が予測されることは明らかです。

ギリシャにとってユーロ加盟は良い面もありましたが、それは世界金融危機以前に使い切ったような気がします。今後はユーロ圏にあることが却って裏目に出ているように感じられてなりません。

かつてならギリシャ通貨ドラクマを安くすることで経済を持ち直すことも比較的容易とでした。


1980年から2000年のUSD/ギリシャドラクマレートになります。

ご覧のようにドラクマが劣化する状態が続いていました。

これがユーロに統合されて次のような状況になります。


1975年から2011年のEUR/USDチャートです。

EUR/USDなので、ユーロがギリシャドラクマのように通貨安を起こすには1.00よりも小さな価格となる必要がありましたが、実際にはユーロ高となっています。

つまり、長期間ギリシャ経済は間接的に課題評価されることとなったわけです。

本来のドラクマならもう少しソフトランディングもできたかもしれません。

しかし、歪みが強制的に先送りされた結果、ショックはより大きくなった可能性があります。




1960年から2011年のGDP推移です。

特徴的なのは2002年以降です。

極端に早いペースでGDPが押し上げられているのがわかります。

ギリシャは円建てのサムライ債を発行しており、計15本発行しています。ギリシャ国有鉄道も計3本発行しています。

円建てはかつて非常に良い債券に見えていました。


2001年から2011年のEUR/JPY為替レートです。

ユーロが年々高くなっていたため、円建ての債券は相対的に割安となりました。

こうした中ではギリシャにとっては見かけ上の利益が発生しているように見えましたから、サムライ債はとても効果的な債券に見えたわけです。

しかし、急激なユーロの暴落によって何もかもが一変します。

ちなみに1996年にギリシャはサムライ債を発行しているため、それほど変動は無かったかもしれません。

ただし、現在以上にユーロ安、円高が進むと、償還がより困難になることでしょう。

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