この記事では株価指数、失業率、企業信頼感指数、消費者信頼感指数について記述致します。
関連記事
ギリシャの経済指標1 人口・GDP・為替レート
ギリシャの経済指標2 インフレーションレート・政策金利・10年物国債利回り
ギリシャの経済指標3 経常収支・貿易収支・GDP比債務
1987年から2011年の株価指数推移です。
1999年には凄まじいバブルを形成しています。
2004年からは世界金融危機へのバブルを形成し、直近では1990年代レベルにまで収束しています。
1999年にはユーロが導入されました。この時点では現金としてのユーロは導入されていませんが、大きくギリシャドラクマが底上げされた可能性があります。
レートは以下のようになっています。
1.00 GRD = 0.00398119 USD
1.00GRD = 0,002935 EUR
今にしてみれば、これは過大評価だったのかもしれません。
1998年から2011年の失業率推移となっています。
もともと高い推移が続いています。
公務員の割合が約25%にも及んでおり、無駄の多い政治体制となっています。
産業は、農業、鉱業、工業、輸送業、観光が主力となっています。
ただ、新しい雇用が全く生まれてこなかったため、大学の卒業証書もトイレットペーパー並の価値しかないと揶揄される有様でした。
直近では隠し財産が極端に上昇しているのがわかります。
2006年から2011年の企業信頼感指数推移です。
意外にも企業信頼感指数は高めの推移となっているように見えますが、この指標の判定基準は残念ながらわかりません。
2006年から2011年の消費者信頼感指数推移です。
こちらも景況判断基準がわかりません。
しかし、恐らく消費者視点は非常に悪いことがわかる推移です。
ギリシャの消費者たちは将来に強い絶望感を頂いていることがわかります。
指標から見ると、いまいち重要なポイントが見えないかもしれません。
現在のギリシャにとって最も重要な指標は為替レート、債務GDP比率、国債利回りあたりかと思います。
直接的な原因はギリシャ経済を反映しない為替レートになるでしょう。
通貨安となれば、産業を強化すれば貿易収支を改善することも可能となります。
今後、ギリシャ問題の収束を願います。
関連記事
ギリシャの経済指標1 人口・GDP・為替レート
ギリシャの経済指標2 インフレーションレート・政策金利・10年物国債利回り
ギリシャの経済指標3 経常収支・貿易収支・GDP比債務
0 件のコメント:
コメントを投稿
この度はコメントをいただき誠にありがとうございます。
必ずしもコメントにご返信できるかはわかりません。