この記事では、人口とGDPについて記述致します。
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1960年から2010年の日本人口推移です。
直近で日本の人口は緩やかなピークを形成し、人口減へと転じています。
こうした流れは日本の高齢化を物語っている象徴的な流れと言えるでしょう。
2011年の人口ピラミッドです。
現在60-64、35-39に当たる世代がピークを形成しているのがわかります。
全体的に非常にいびつなカーブを形成しており、不安定な人口増加をしていることがわかります。
次世代を支える0-19の数が60-以降よりも少ないことから見てもわかるように、超高齢化しているようです。日本はこれから20年程度苦しい状態が続くかもしれません。
1960年から2011年のGDP推移です。非常にいびつな形をしているのがわかります。
現代の日本に経済的な変動要因となった事柄を列挙してみます。
1971年 ドルショック
1973年 第一次オイルショック
1979年 第二次オイルショック
1985年 プラザ合意
1989年 アメリカ、日本をスーパー301条の対象国とした。消費税開始。
1990年 バブル崩壊
1995年 阪神大震災
1995年 Windows95発売 日本のIT産業は空洞化へ
1997年 アジア通貨危機 消費税5%
2007年 世界金融危機 団塊世代の大量定年退職開始
日本がした致命的なミスはいくつもあります。例えばITを政治的にほとんど捨てていたことが挙げられます。また、韓国を救うような行動は、結果として全て裏目に出ています。
もちろん、今からしてみればバブル期に大量の金を買い入れるべきだった…と言えなくもないでしょう。しかし、その場合、日本のGDPが大きく底上げされることになるため、超円高が生じ、製造業は壊滅状態に追い込まれたかもしれません。
日本はこれから少なくとも10年から20年は高齢化の余波に苦しむことになります。これは2007年に団塊世代の大量退職が始まったことを見ても明らかです。
既に日本は不況ですが、何も対策を建てなければ、これからも不況に苦しむであろうことは想像に難しくありません。
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