2011/08/12

ブラジル経済の長期的な流れを指標で確認してみる

ブラジル経済の指標を様々な指標で確認していきます。

対象となる指標は、人口、GDP、失業率、10債利回り、政策金利、インフレーションレート、輸入量、輸出量、貿易収支、経常収支、企業信頼感指数、消費者信頼感指数、株価指数です。

この記事では人口、GDP、失業率を記述します。

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[世] ブラジルの人口の推移(1980~2011年)

ほぼ直線に近い滑らかな増加傾向を表しているのがわかります。


超長期的な推移でも傾向は変わりありません。

このグラフだけ見ると、安定的な国家に見えますが、全く安定的な国ではありません。

こうした人口増加を遂げることが出来たのも、ブラジル経済が潤沢な農業生産に支えられた結果と言えるでしょう。



こちらはブラジルGDPの長期的な推移です。

人口の増加とは異なり、かなり歪な形をしているのがわかります。

特に2000年を超えてからの上昇が目覚しい傾向にあるのがわかります。

ポイントになるのは以下の箇所です。


よく見ると、この三カ所に強い下向きの力が働いているようにも見えます。

80年代には中南米でメキシコ、アルゼンチン、ペルーと並ぶ財政破綻国家の一つとして数えられ、インフレと莫大な累積債務に苦しんでいます。80年代の後半には1000%以上のインフレが起こり、93年には2500パーセントという途方もないハイパーインフレを誘発。その後、1999年に起こったブラジル通貨危機により、一時は国家破綻寸前まで陥るが、IMFと米国の緊急融資により、何とか破綻は回避されました。その一方で隣国のアルゼンチンは2002年にデフォルトしています。

つまり経済運営の失敗により、人口増加に見られたような滑らかな線を描くことに失敗したと言えます。ちなみに2009年の一時的な落ち込みはリーマン・ショックによる影響となります。




ブラジル失業率推移です。2001年から2011年の推移になります。

やはりアルゼンチンのデフォルトを受けて、2000年代前半は高い失業率となっています。

その後の経済的な発展に伴い失業率は減少傾向にあるのがわかります。

直近では5%台突入も迫っており、産業の発展に伴って、良い内政環境が整いつつあるのがわかります。


3度の経済的な失敗を経て、ブラジルの経済が強く成長したことがわかる内容と言えます。


人口ピラミッドを見てもわかるように、ピークを形成している世代はまだまだ若いのが特徴です。ただ、このグラフは2000年データを元にしているので、10年分ピークがずれます。

ブラジルは人口密度もまだまだ低い上、産業も十分に育っていないため、インドと同様に、これからの成長が期待できる国家と言うことができます。


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