確認する指標は、経常収支、企業信頼感指数、消費者信頼感指数になります。
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インド経常収支の長期的な推移になります。
1949年から2011年の範囲となります。
貿易収支の赤字幅は2008年のボトムを更新していませんでしたが、経常収支は赤字幅が拡大しているのがわかります。
やはりインフレをいち早く抑えるためにも、今後のインフラ整備が急務と言えます。
1990年から2011年の経常収支推移です。
やはり2004年以降に赤字幅が増え始めています。
これは石油などのエネルギーが重しとなっている可能性が高いです。
第2四半期に黒字転換する傾向にあったようですが、直近では黒字化もありません。
輸出入品目を確認してみます。
輸入統計(品目別)
最終更新日: 2010年08月13日
単位:100万ドル、%
2008年度 | 2009年度 | |||
---|---|---|---|---|
金額 | 金額 | 構成比 | 伸び率 | |
原油・石油製品 | 91,456.4 | 86,812.7 | 30.3 | △ 5.1 |
金・銀 | 22,819.3 | 28,995.4 | 10.1 | 27.1 |
電子機器 | 23,371.0 | 20,963.1 | 7.3 | △ 10.3 |
非電気式機械 | 21,635.5 | 19,661.5 | 6.9 | △ 9.1 |
真珠・貴石 | 16,607.8 | 16,204.0 | 5.7 | △ 2.4 |
輸送機器 | 13,251.5 | 10,894.6 | 3.8 | △ 17.8 |
石炭・コークス類 | 10,006.1 | 8,852.1 | 3.1 | △ 11.5 |
有機化学品 | 7,641.6 | 8,624.6 | 3.0 | 12.9 |
鉄鋼 | 9,037.5 | 7,760.8 | 2.7 | △ 14.1 |
金属鉱石・スクラップ | 7,918.9 | 7,665.8 | 2.7 | △ 3.2 |
合計(その他含む、CIF) | 299,310.9 | 286,114.5 | 100.0 | △ 4.4 |
〔注〕通関ベース
インドの年度は4月~翌3月
〔出所〕商工省・通商情報統計局(DGCI&S)
インドの年度は4月~翌3月
〔出所〕商工省・通商情報統計局(DGCI&S)
輸出統計(品目別)
最終更新日: 2010年08月13日
単位:100万ドル、%
2008年度 | 2009年度 | |||
---|---|---|---|---|
金額 | 金額 | 構成比 | 伸び率 | |
宝石・宝飾品 | 27,999.8 | 28,939.1 | 16.2 | 3.4 |
原油・石油製品 | 26,872.4 | 27,972.2 | 15.7 | 4.1 |
既製服 | 10,952.4 | 10,705.8 | 6.0 | △ 2.3 |
輸送機器 | 11,171.1 | 9,954.2 | 5.6 | △ 10.9 |
機械・機器 | 10,963.0 | 9,560.4 | 5.4 | △ 12.8 |
繊維製品 | 9,095.9 | 9,143.0 | 5.1 | 0.5 |
医薬品・精製化学品 | 8,802.6 | 8,878.3 | 5.0 | 0.9 |
鉄鉱石 | 4,731.1 | 5,983.1 | 3.4 | 26.5 |
金属加工品 | 7,560.3 | 5,546.6 | 3.1 | △ 26.6 |
電子機器 | 6,816.5 | 5,483.5 | 3.1 | △ 19.6 |
合計(その他含む、FOB) | 183,091.3 | 178,258.9 | 100.0 | △ 2.6 |
〔注〕通関ベース
インドの年度は4月~翌3月
〔出所〕商工省・通商情報統計局(DGCI&S)
インドの年度は4月~翌3月
〔出所〕商工省・通商情報統計局(DGCI&S)
資源の輸入量が多いのが特徴です。やはりエネルギーの問題を早期に解決する必要がありそうです。
インド企業信頼感指数の推移となります。
景況が前向き、ポジティブな数値の基準は100です。
2009年に100を割り込んで以降は安定的に100を超えています。
現地の経済活動は非常にポジティブなようです。
消費者信頼感指数の推移です。
消費者マインドは部分的な落ち込みを除いて、悪くない水準にあるのがわかります。
ただ、100を超えていないことからも、まだまだ内需国とは言えない貧しさが伺えます。
全体を通しても、まだまだこれからの印象が強い経済と言えます。
問題点はエネルギー供給とインフレ整備となるでしょう。
あとは十分な教育体制などを敷くことができれば、更なる製造国化にはずみがつくかもしれません。
【1678】(NEXT FUNDS)インド株式指数上場投信などから、かなり手軽に投資することもできるので、インド投資をして見たければご参考ください。
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