2011/08/29

イギリスの経済指標1 人口・GDP

イギリスの経済指標を確認します。

この記事では人口とGDPについて記述致します。

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1960年から1980年のGDP推移です。


1960年からはイギリス植民地の独立が始まります。これとほぼ同時期に英国病と後に言われる経済停滞期を迎えます。

1964年 ポンド危機

1967年11月 ポンドが切り下げられ £1=$2.40 となります。

1971年8月15日 ドルショック

1973年 第一次オイルショック

1975年 ブリティッシュ・レイランド国営化

1976年 ポンド危機

1979年 第二次オイルショック


イギリスの60年代、70年代は政治、経済的な失政が相次ぎ、重工業を始めとする産業が致命的な衰退を迎えます。特に1976年のポンド危機ではIMFからの融資を受けるほどで、実際にこの時期GDPが下振れしていることがわかります。


1980年から2011年のGDP推移です。

1979年 保守党党首マーガレット・サッチャーが総選挙で大勝 サッチャリズムが始まる。

→サッチャリズムによる経済対策は当初むしろネガティブに作用しマイナス成長を連続している。金融分野に的を絞った的確な成長路線によって1986年より経済は成長に乗ることになる。

1982年 フォークランド紛争

1992年 ポンド危機

1993年にはGDPが大きく落ち込んだ。これは1992年のポンド危機によりポンド自体の価値が大きく毀損したことが関連している。

2001年 ドットコムバブル崩壊

2007年 世界金融危機

サッチャリズム以降の英国は、それまでより安定的にGDPを成長させることが出来たことがわかる。


1960年から2011年のGDP推移。

1980年代の停滞が特に下振れの強いものであったことがわかります。

ただ、長期的な視点のもとでは比較的成長することはできているようです。




1960年から2011年の人口推移。

1975年から1985年には、ほぼ横ばいとなっています。

1980年代後半から人口が増加に転じており、大体GDPと近い特徴が見て取れます。


2011年のイギリス・人口ピラミッドです。

ピークは40-49に形成されています。若い世代が少ない傾向にあることがわかります。

高齢化に苦しんだことが見て取れます。



イギリス経済の特徴は、日本経済を35年ほど先行しているように見えるところでしょう。

やはり高齢化の問題は致命的な問題です。福祉によって社会的な負担を増やしたところで、就労意欲を大きく減退させる結果にしか繋がりません。

どうも英国病時代の話は、現在の失われた…何年と言えばいいのかわからないほど停滞を続ける日本と似ています。

ただ異なるのは、イギリスの出した結果が、現在の日本に活かされていると言うことです。

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