あまり特筆すべき点はありませんが、非常に重要な指標ですので、確認レベルのつもりで見ておきます。
特筆すべき傾向は…ありません。
中国労働市場の特徴は、農村部で失業率が低く、都市部で非常に高いところにあります。
人口センサスから計算した中国の失業率
左から全国/都市部/農村部(郷村)
1982年 0.67 2.98 0.00
1990年 0.88 2.86 0.17
1995年 2.11 5.56 0.75
2000年 3.58 8.27 1.15
2005年 2.72 5.16 0.94
どうも、都市部の失業率が非常に高い傾向にあるようです。
かつては共産主義の国家らしく、大学生なら確実に就職させられたりしたようです。最近では変化の波が労働市場にも巻き起こっているようで、1999年以降は自由化が進んでいるとのこと。
最終的には警戒すべきレベルにはありませんが、6%前後に入ってくると非常に危険かもしれません。失業者の問題は共産党へのデモとなって問題が表面化してくる可能性が高いと言えます。
今後もあまり時間をかけない程度に確認していく必要のある指標と言えるでしょう。
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