為替レート、株価指数について記述致します。
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1972年から2011年のGBP/USD為替レート推移です。
1973年のオイルショック以降、急激なインフレによりポンドは遅れて下落。その後北海油田操業と共に上昇しますが、今度は石油価格が1986年には下落しています。
その後は安定的な推移が続き、サブプライムローン直前には不動産バブルから為替レートがポンド高に振れています。
世界金融危機では急激な信用収縮が生じますが、同時にドルも下落したため、直近ではむしろ落ち着いた推移を見せています。
1984年から2011年の株価指数推移です。
2000年のITバブルへ向けて株価指数は高騰を続け、バブル崩壊と共に下落、その後2007年の不動産バブルによって高騰しますが、世界金融危機では再び下落。その後は以前の水準に値を戻しているのがわかります。
ただ、1998年以降では株価指数自体は6000前後で頭打ちと成っているのがわかります。
1980年代では北海油田による資源国化によって小康状態となりましたが、それは継続せず、その後金融大国化を目指しています。
しかし、金融国となると今度は製造業の衰退と共にGDPの空洞化が進み、信用収縮に極端な弱さを見せるようになります。
仮に一度でも致命的な信用収縮に見舞われれば、今度は債務を返済することが困難な状態となるかもしれません。そのため、直近のイギリスでは軍縮化などを進めると同時に公的な支出を抑える方向に動いているようです。
今後のイギリスは経済的な問題を解決することが出来なければ今後も債務に苦しむ状態が続くかもしれません。
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