この記事では、経常収支、貿易収支について記述致します。
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1965年から2011年の経常収支推移です。
ニュージーランドは酪農と畜産を稼ぎにしているため、季節変動が激しいいのが特徴です。
2004年から急激に赤字が膨らんでいます。
これは日本から投資により急激なNZD高が進んだ結果、為替による消耗から赤字幅が拡大しました。
1951年から2011年の貿易収支推移です。
貿易収支は直近で回復傾向にあるのが特徴です。
NZDが日本や中国に対して安めに推移しているため、当分の間は回復傾向となるかもしれません。
特に中国人民元の上昇は、対中貿易が拡大する傾向にあるニュージーランドにとって強い追い風となっています。
意外とアメリカのシェアが小さく、色々な国と貿易関係を構築しているのが特徴です。
また、輸出では酪農、畜産のシェアが高いですが、それ以外の製品も農産物など一次産業が大きい傾向にあります。
また、輸入品では鉱物エネルギー、機械、輸送機、電気機器などの工業製品が多くなっています。
ニュージーランドは、比較的高い国債利回りなどによって国外への利息払いが経常収支の重石になっている可能性がありますが、基本的には商品価格の上昇によるものとなります。
輸入の約15%を占める石油類の高騰は特に深刻な影響となっています。
一方で乳製品などはあまり値が上昇しなかったため、赤字が拡大した可能性があります。
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