この記事では、経常収支について記述致します。
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1946年から1980年までの経常収支推移です。
ほぼ経常赤字の傾向にあることがわかります。
アメリカとの関係が強いため、1971年のドルショックではネガティブに振られます。
また、1973年には第一次オイルショックに見まわれます。
その後1979年には第二次オイルショックが続き、カナダの経済は大きく痛み続けていることがわかります。
1980年から2011年の経常収支です。
相変わらず赤字傾向は続きます。
注目点はやはりオイルサンドが与えた経済的な影響は大きかったらしく、2000年前後から経常黒字となります。
しかし、2007年の世界金融危機以降ではドルの希薄化に伴い過去に類を見ないほど赤字幅が広がっているのがわかります。
1946年から2011年の経常収支推移です。
直近の2000年から2007年に黒字を見せたのち、直近では大幅な赤字に転落しているのがわかります。
この状況が続けば、当然のことながらカナダも深刻な不況に陥るかもしれません。
幸いにもカナダには膨大な石油資源があるため、今後はアメリカ以外の国家と貿易を強化することでより安定的な国家運営が可能となるかもしれません。
また、国債の利回りも低下しているため、今後は経常赤字の重石が次第に外れてくるものと思われます。今後の10年ほどはアメリカの停滞に伴って厳しい推移が続くかもしれませんが、この危機を乗り切ることが出来れば、今後安定期に移行する可能性もあるでしょう。
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