この記事では貿易収支について記述致します。
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1971年から2011年の貿易収支推移です。
1970年よりカナダは変動相場へ移行します。
1973年には第一次オイルショックにより大きな経済的ショックを受けます。
1979年より第二次オイルショックを経験。
1980年代には大幅な貿易黒字を迎えます。
1982年カナダ憲法により、英国から憲法改廃権を完全移管しイギリスから独立状態となりました。
もろもろもの経済対策を打ち出した結果、1980年代中盤は比較的黒字の強い状態が続いています。
もしかすると、経済対策よりも、1970年代から開始されたオイル・天然ガスの採掘が順調に進んだ結果かもしれません。
1992年から2011年の貿易収支推移です。
順調に黒字幅を伸ばし始めます。
やはりこの黒字は現在でも約27%を占める鉱物性資源の高騰に伴った動きかもしれません。
2007年の世界金融危機では急激なドルの希薄化に伴い貿易収支を赤字化させています。
1972年から2011年の貿易収支推移です。
石油天然ガスなどの鉱物性資源によって貿易収支を長らく黒字化させることが出来ましたが、直近の流れはそれを崩し始めているのがわかります。
今後は資源価格の推移に注意しながら、カナダから新たな産業が成長してくるか見守る必要がありそうです。
肝心のアメリカが非常に不調なため、ドルの量的緩和が仮に終わるような状況になるまでは貿易収支の悪い状況が続くかもしれません。
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