この記事では経常収支、貿易収支の推移について記述致します。
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1960年から2011年の経常収支推移です。
2000年前後までは金額が非常に小さく、2004年前後から金額が大きく赤字に振れていることがわかります。
これは主に所得収支の赤字によるところが大きくなります。諸外国への利息配当利払いの上昇に伴ったものとなっています。
こちらは1990年から2011年までの貿易収支になります。
2008年に大きくボトムを形成しているのがわかります。
これは主にZARの上昇と利息配当支払いのピークに伴ったものとなっています。
2009年には利息配当支払いが減少し、同時にZAR安となりました。
同国はプラチナの主要な産地となっています。(産出量78.7% 埋蔵量88.7% 2009年推計)
また、金やレアメタルの産地としても有名です。
そのため、商品価格の上昇に伴い2008年から経常収支、貿易収支を改善させているのがわかります。
今後の所得収支を予測するには、政策金利の推移が重要となります。
1999年以降、政策金利は下落傾向を維持しているため、今後の所得収支は2008年ほどではなくなる可能性があります。
また、今後もプラチナや金価格が高い状態が続く可能性があるため、今後経常収支が改善する可能性もあります。
そして2015年ごろには発電所の増設なども考えられており、更なるインフラの整備が進めば、鉱工業以外の産業も活性化するかもしれません。
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