米失業率を振り返る

2011/08/05

☆★★ アメリカ合衆国 経済 日本語

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大荒れな市場の中、本日にも失業率が発表されるので、これまでの推移を確認してみます。

前回結果が9.2%。今回予想が9.2%となり、横ばいが予想されています。



直近では、震災以降失業率が上昇しているのが気になるところです。

震災がきっかけにも見えますが、どうもそうでもなさそうなところが気になるところです。

欧米の日本化が懸念されており、この場合、失業率は悪化しないが、改善しない状況が続くかもしれません。


中期的な推移です。

高止まりが続いており、景況への深刻な影響が懸念されます。

やはり、これ以上こうした失業率の改善が進まないならQE3も行われる可能性が無視できません。


ピークの高さでは80年代の方が深刻でしたが、直近の経済危機は高い失業率のまま高止まりするかもしれません。

それにしても、あれだけの規模の金融緩和を行ったにも関わらずこれしか効果がないと言うのは、市場の参加者を悲観させるのに十分と言えるかもしれません。

本日にも失業率は発表されますが、9.1%以下ならポジティブ、9.2%以上ならネガティブとなるかもしれません。

ADP雇用統計は良い数字が出ていたので、失業率改善を期待したいところです。


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