エンゲル係数をグラフ化して分析

2011/05/18

☆☆★ 経済 日本語

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エンゲル係数(エンゲルけいすう、Engel's coefficient)は、家計の消費支出に占める飲食費のパーセントのこと。ドイツの社会統計学者エルンスト・エンゲルが1857年の論文で発表した。

非常に大雑把ではありますが、指数の一つとして見ていきます。


こうしてみると、日本は一概に経済的な食料負担が高いわけでもなく低いわけでもないことがわかります。

また、アメリカは低いですが、石油負担が非常に大きくなるため食料以外の負担が生活を圧迫しています。

韓国・トルコの負担が大きいのが目立ちますが、先進国以外は軒並みこうした傾向にあります。発展途上国ほど経済に占める食料の負担が大きくなる傾向にあるわけです。


こちらが日本のエンゲル係数推移となります。

筆者のミスにより←が2008年、→が2001年となっています。ご注意ください。

こうしてみると単身者の係数が低く、二人以上の世帯が係数が大きい傾向が見て取れます。しかし、単身者の推移は不安定な上下を見せており、二人以上の世帯は安定した推移となっているようです。

これは当たり前ですが、二人以上の世帯では非労働者の占める割合が高い傾向にあるためです。

エンゲル係数が消費者よりのインフレや見方によっては景気そのものをわかりやすく表現していることがわかります。


こちらが日本2008年地域別のエンゲル係数です。

四国が低く、近畿、沖縄が高い傾向にあります。

これは単純に所得の高さと、食料の安さが関係しているでしょう。

四国では所得が高く、食料が安い可能性があります。

また近畿、沖縄では所得が低く、食料が高い可能性があります。

これは生活の質が低い可能性を示唆しているため、政府レベルでは非常に重要な傾向と言うことができるでしょう。

今後も様々な係数を分析していきたいと思います。

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