2011/05/18

米住宅着工件数の推移を分析

アメリカの景気を占う上で重要な指標の一つである住宅市場が、かなり過剰な在庫傾向にあることを鮮明にしています。

この件数発表と同時に一旦円安に振れていた相場は流れを崩しています。

直前までの流れとしては…

・東芝、武田に見られたM&Aから、マネーの流出による円安へ
・住宅市場の弱い指標によるドル安へ

…と言った流れが起きました。

では、米住宅着工件数をグラフ化します。


2008年に相場が崩壊して以降、かなり低水準を維持しているのがわかります。

重要な点は回復傾向に乗っていない点です。件数そのものはむしろ減っています。


分かりにくいので前年同月比を用意しました。

実際に2010年は回復傾向にありました。しかし、直近では減少に転じています。

これでは金融市場そのものにマネーが流れませんから、結果として株式市場にもネガティブな流れが生じていると言えます。

「5月に売り、あとは離れろ」とウォール街の格言にはありますが、実際に相場が崩れています。

今年はニュージーランドと日本の震災による影響や南半球に見られた洪水などの自然災害による影響が無視できません。

今後も重要な指標に対する注目が集まりそうです。ただ、どの指標を見ても明らかなように、今年は実際に9月まで弱い推移が続く可能性が無視できません。

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