前回結果0.1%、今回結果が0.1%となりました。
世界的なインフレの嵐にあって、東京はCPIがマイナスにありました。
これは単純に超円高の数少ない良い影響によるものです。
しかし、直近ではそれすらもなくなりつつあります。
世界的に見るとCPIは毎月上昇しており、非常に危険な状況にあることを表しています。
日本は円高によってそれを回避してきましたが、いよいよそれも厳しくなってくるかもしれません。
なにやら年度ごとのラインが区別できません。
これは本当にお役所仕事ですね…おそらく確認もしてないのでしょう。
…平成20年から23年はわかりますが、左の線は区別できません。
辛うじて太く見えるラインが今年の推移です。
総合指数と季節変動の激しい品目などを除いた推移です。
食品、エネルギーを除いた総合指数を見ると、東京ではデフレが生じているようです。
ここで、ちょっと参考までにCRB指数を見てみましょう。
5月に入ってからCRB指数が下落傾向にあることがわかります。
CRB指数は先物の統合指数であるため、市場を若干先行しています。
つまり、CRBの動きはCPIを半年ほど先行している可能性があるため、今後11月前後にはCPIも落ち着いてくるかもしれません。
指数自体は落ち着いた推移を見せているため、日本では物価が落ちついた傾向を維持する可能性があります。
それぞれの分野別推移です。
…こうしてみると、タバコの上昇が目立っています。これは増税によるものでしょうからCPIの中ではちょっと別の上昇裏付けと言えるでしょう。
よくよく考えてみると、世界中がCPIの上昇に苦しんでいるのに、日本はちょっと特殊な推移を見せていると言えるでしょう。
CRB指数の影響を折り込むと、今後の上昇はそれほどではないかもしれません。
以上、適当に東京消費者物価指数を確認してみました。
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