ノキアは、どうもディスプレイの大型化などには消極的だったのかもしれません。その結果、iPhoneにスマートフォンシェアを大きく奪われています。
こうした思い切った端末を出すのは意外と早かった方ですが、残念ながら端末が大きすぎたり、極端に高価だったりした結果、現実的なブラックベリーやiPhoneに崩されていったような印象があります。
Nokiaは携帯電話としての性能にはずば抜けていますが、いまいちフラグシップでは他社にやられているような印象があります。
ただ、ブラックベリーにしてもiPhoneにしても非常に革新的な端末であるため、変に保守的だったりするとアイディア段階ではどうもウケそうには見えなかったりするのかもしれません。
日本でもパイオニアが今にしてみれば、もっとしっかり作り込むべきだった端末が90年代に登場しています。
iPhoneみたいですね。
結構目の付け所が良くても、早すぎたりすると意味が無いこともよくあります。
ブラックベリーもポケベル時代から地道に作りこんでいた点が見落とせません。
スタイルの原型は既にできていたことがわかります。
そう考えると、パイオニアは非常に良いコンセプトを持っていたわけですが、長い時間をかけて仕込む体力も無かったようです。
また、早々に消えたことから見てもわかるようにカラー化が非常に難しかったのかもしれません。
ノキアから大分それてしまいましたが、日本にも現在良いコンセプトは既に存在しています。
こちらは京セラエコー…とか言うモデルだったかと思います。
基本的にモバイルのたどってきた路線は大体同じです。
・ディスプレイの大型化
・ソフトコンテンツのリッチ化
・端末のハイスペック化
大体こんなところでしょう。
特にディスプレイの大型化は重要です。この点に関しては、今までの歴史を振り返ってもよくわかっていただけるかと思います。
つまり、京セラ・エコーは現在ポストアンドロイドタブレットかもしれませんが、ゆくゆくは次世代携帯端末となる可能性があります。
今後はこのスタイルの端末が、どこまで薄く軽量化するかが重要となりそうです。
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