2011/05/15

電力単価分析

電力単価当たりで、現在の電気代と再生可能エネルギー単価を比較してみます。

データにはそれぞれ2009年の電力会社単価、現在の概算データ、2001年時の単価、将来予測など、計測時や単位に差異があります。注意してください。

まずは、電力会社の電気代、円/kwh単価になります。


一般家庭における従来電灯Bから算出しています。2009年時のデータです。単位は円/kwhとなります。

北海道電力の第二段階料金は、121kWh~280kWh
北海道電力の第三段階料金は、281kWh以上
沖縄電力は、最初の10kWhまでは、最低料金として1契約383.69円。従って第1段階料金は、10KWh超~120kWhとなります。


以上のデータを参考にすると、大体15円/kwhから29円/kwhとなることがわかります。

大体最小値から最大値の倍率を最小値基準で考えると、1:2となりますから、せいぜい2倍差に収まっており、比較的優秀な単価となっているようです。

そもそも沖縄周辺は離島が非常に多いことを踏まえると優秀な単価に抑えられている可能性もあります。ただ、基地負担などを考慮するともう少し配慮しても良いのではないかと個人的には思いますが、このあたりは単純に口出しすることが難しいかもしれません。もう少し調査分析が必要でしょう。



さて、次は再生可能エネルギーの単価になります。

データにはそれぞれ差異があり、単位が異なります。

Data AとData Bは円/kwh。残りの4つはUS¢/kwhとなります。ご注意ください。

石炭火力発電の値はあくまでも参考値となります。方式によってコストには差異が大きいため、一概にこの限りではありません。



傾向としては、太陽光発電の2001年最大値が抜きん出ているのがわかります。

これは最も効率の良い状態…砂漠地帯に密集して設置する方式…からすると住宅に南向きだけでなく東西にも設置した場合、冬季は特に効率が悪くなることも関係しているようです。

ただし、太陽光発電は近年めざましい成長をとげているため、最新のパネルではこの限りではありません。特にスマートソーラーインターナショナル社のパネルなどは非常に効率が高いとのこと(参考値20円/kwh)。

また、太陽熱発電にも効率の幅が広いようです。やはり太陽光利用は難しい傾向にあることがわかります。

ただ、公害が比較的少ない点が、太陽光発電の特徴と言えます。これは無視できない利点であるため、今後の技術革新には期待がかかります。



こうしてみると地熱発電は最小値が非常に小さくなっています。そのため利用したいところではありますが、日本では既に温泉地などとして利用されている例が多く、景観などの問題点から共存できる状態にないようです。

景観が大事なのはわかりますが、だからと言って原発建てるのも潜在的なリスクが増します。この当たりは利害の衝突が激しいかもしれません。個人的にはここに大きな成長余地を感じます。



バイオマスは森林資源などを食ってしまう傾向にあるため、一概に効率が良いとは言えません。ただし、今後廃棄物などの有効利用としては良い選択肢となる可能性があります。



水力は今後の発展が難しいでしょう。これは既に技術としては完成してしまっている点が大きいと言えます。また、水力はダム内の堆積物問題もありますから、こうした問題点に限界を感じずにはいられません。

しかし、どうもデータによっては最も効率のよい発電方式として強力に支持している例もあります。また、最も安定的に確立され、洗練された方式であることは非常に重要でしょう。



現在、現実的な再生可能エネルギーとして注目の集まる風力発電は騒音の問題がありますが、洋上発電などの新方式も打ち出されており、今後の進展には期待がかかっています。



総括として言えるのは、筆者には地熱発電に強力な可能性を感じます。日本では7円/kwhを実現しているとのことで…もう普通に使える技術ではないですか!ウヒョー!

…ゲフゲフ、失礼。まぁ、最終的にはどれも日本はやるべきだと思います。こうした技術が次世代の電力源になるわけですから、仮に確立させることが可能になれば、日本が世界に輸出できる産業が大きく増加することに繋がります。再生可能エネルギーの市場は将来的に、現代の産油国に相当する産業に成長することはほぼ確実なわけです。これは日本の経済を飛躍的に成長させることを約束します。

国債の総発行残高に揺れる日本ではありますが、それを補って余りある技術が日本には存在しています。つまり、もう少しの辛抱ですよ…と言う話です。

ついでにバッテリーの技術なども発展してもらいたいところではありますが、そのあたりは次の機会に。

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