この記事では、新マイナス金利をユーロ圏へ適用例について記述致します。
自国通貨政府供給政策 貨幣供給を政府に行い、実質的にマイナス金利を自由に生み出す手法についてにて、新しい内容を記述しております。
通常言われるマイナス金利とは異なりますので、まず、新マイナス金利1 新しいマイナス金利について から読まないと意味がわからないかと思います。予めそちらから順番にご参照ください。
関連記事
新マイナス金利1 新しいマイナス金利について
新マイナス金利2 具体的な例
新マイナス金利3 債務と貨幣供給量のバランス
新マイナス金利4 ハイパーインフレ
新マイナス金利5 デノミネーション
新マイナス金利6 通貨高対策
新マイナス金利7 債券は完済できるか?
新マイナス金利8 新しいスタグフレーションを想定する
新マイナス金利9 中央銀行による国債の買い取りについて
新マイナス金利10 従来のマイナス金利について
新マイナス金利11 浅はかとしか言い様のないベーシックインカムについて
新マイナス金利12 具体的なインフレターゲット
新マイナス金利13 アメリカへの適用例
ユーロ圏の指標を列挙してみます。残念ながら正確なものではなく信頼性にかけるデータとなっています。
貨幣供給量 M3:9,755billion euro (17カ国)
総債務:
家計金融資産:
インフレーションレート:3.00%
GDP:16.07Trillion$
歳入:
歳出:
人口:492,387,344
→一人あたりGDP:
→一人あたり家計金融資産:
→一人あたり総債務:
大変申し訳ないのですが、具体的な数字が手に入りませんでした。
単純に-4%としてインフレーションレートを7%にするなら以下のようになります。
GMS = 9.755 * 0.04
= 0.3902Trillion Euro (390.2Billion Euro)
A,年間390.2Billion Euroを政府へ供給可能
現在のギリシャ国債総額が3400億ユーロとも言われていますから、3902億ユーロを年間供給があれば十分に債務を圧縮可能です。
新しいマイナス金利によってユーロ安も同時に生じますから、PIIGS以外の国家も効率的な形でGDP資産債務比率を改善することが可能かもしれません。
自国通貨政府供給政策 貨幣供給を政府に行い、実質的にマイナス金利を自由に生み出す手法についてにて、新しい内容を記述しております。
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