2011/06/16

NAHB住宅市場指数の推移をグラフ化

6月のNAHB住宅市場指数は13となり、市場予想の16を下回りました。

不動産市況の減速感は非常に根強いですが、ここでどのような推移を見せているのか調べてみます。


NAHB住宅市場指数の推移になります。

正直見にくい作りとなっています。

特徴的なのは、少なくとも1985年以降では最低水準を維持している点でしょう。また、2006年から市況の減速が出始めているのは特筆すべき特徴と言えます。1年ほどケース・シラー住宅市場指数を先行しているのかもしれません。ただし、直近ではケース・シラーと似た推移を見せています。

若干市況の崩壊を早く表現している特徴は見落とせない点と言えます。

さて、そうした特徴があるかもしれないNAHB住宅市場指数ですが、直近では鈍化した動きを続けています。住宅ローンは銀行にとって主要な利益源となっているため、不動産市況の落ち込みは金融業の落ち込みとほぼ同意義となるわけです。つまりここが回復しなければ、経済が本格的に回復したとは言えないでしょう。

残念ながら、量的緩和策は経済の止血剤に過ぎず、カンフル剤ではありません。経済の破綻を免れることは出来たのですが、それだけで回復させることは出来ていません。

こうした特徴は日本で行われた際の推移を見ると直ぐにわかります。このあたりは過去に調べたことがあったので、関連記事にでも載せるかもしれません。

直近では円高から若干円安に振れましたが、実効為替レートが74円との話も聞かれますので、まだまだ回復の鈍い状況が続くかもしれません。

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