精算すると、再び以下の状態に戻ります。
現金 6000
土地 0/22
ホテル・家 0/44
プレイヤー 4/4
リスク 3/40
現金 | 土地 | ホテル・家 | プレイヤー | リスク | |
開始時(基点) | 6000 | 0/22 | 0/44 | 4/4 | 3/40 |
終了時 | 6500 | 9/22 | 20/44 | 1/4 | 12/40 |
精算時 | 6000 | 0/22 | 0/44 | 4/4 | 3/40 |
図に反映してみます。
経済が強引に初めの状態に戻ります。
この段階において、勝者は過去のプロセスが取り消され、全ての財産が失われることになります。
これは破産したプレーヤーにとっては喜ばしい流れではありますが、勝者にとっては受け入れがたい内容です。
但し、あくまでもゲームであるため勝者は精算を受け入れます。ゲームの財産が消えても特になんのことは無いためです。
これは実際の経済では全く異なる特徴と言えます。勝者は絶対にデフォルトを受け入れません。人生を賭けて手にした財産を簡単に手放せる人間はいない為です。
以上の精算を含めた流れがモノポリーのルールとなります。つまり、ゲームを永遠に続けることは不可能です。
さて、ここから次世代のモノポリーについて考えます。
モノポリー2では、ルールの変更において大きな目標があります。
目標は…
「あらゆる要素の数が変化しつつも永遠にゲームを続けることを可能にする」
…と言った内容です。
各要素の…
現金
土地
ホテル・家
プレイヤー
リスク
…が変化しつつも、永遠にゲームを続ける事を目標とします。
次の記事
反独占理論3 精算なしで近い比率に戻すには
初めの記事
反独占理論1モノポリーと現在の経済の問題について
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