予想-808億ZAR、結果-878億ZARとなり、予想を下ブレしています。
ではまずは10年ほどの流れを確認します。
こうしてみると、2008年にかけて南アフリカランドは上昇していたはずですが、異常なほどの赤字体質であったことがわかります。
ただ、直近では赤字幅が少なくなっているので、南アフリカランド安と歴史的な商品価格の高騰が経済を安定化させているのかもしれません。
やはり南アフリカの問題は治安の悪さ、衛生環境の悪さ、電力インフラの悪さ…などかもしれませんが、これも各業界のスタンダードを導入することが可能になれば改善するかもしれません。
こちらが2011年1Qを含めていないものです。
2010年4Qが-170億ZARと順調でしたが、今回は前回結果を上回る-878億ZARとなります。
やはり-1500億ZARを超える赤字幅から考えるとかなり改善しています。
ちなみに上述のグラフで考えるなら、2011年1Qは大体2010年の2・3Qに近い値です。
2011年1Qには洪水などの被害もありましたから、経済的な打撃にも見舞われていることを踏まえる必要がありそうです。
今後はプラス圏に乗るかと言えば…微妙なところかもしれません。
歴史的に見ても、2000年以降はハイパーインフレ寸前の急激な債務増加を見せています。
今後、プラス圏に乗ることがあれば、その分ZARは他国通貨に対し上昇するでしょう。
つまり、慢性的な赤字体質は貧弱な為替対策によって裏付けられています。
その分、投資家や金融機関は利益を上げやすいとも言えるでしょう。
このあたりは何とも言えませんが、いくら南アフリカに金があると言っても数十年先の生産を折り込むわけにはいかないので、しばらくは小幅の赤字額に留まる可能性もあります。
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