尖閣諸島沖の石油埋蔵量を石油埋蔵量ランキングに入れてみると

2011/03/04

☆☆☆ ランキング 経済 日本語

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いつの間にか700~1600億バレルの石油埋蔵量が存在していると言われている尖閣諸島ですが、最近のデータに基づくと32.6億バレルの埋蔵量しか存在していないようです。そんなわけでどちらのデータも世界石油埋蔵量ランキングに入れて比較してみます。

基本的に他の埋蔵量データはCIAのデータに基づきます。



ここでは1970年時点でのデータを1000億バレルとしてランキングに載せています。オレンジが日本の埋蔵量です。

こうしてみると1000億バレルと、32.6億バレルではアホみたいに差があります。

やはり信頼性の高いデータは32.6億バレルの方です。そのため、中東並の石油は尖閣諸島沖にはありません。

ところで、32.6億バレルとはどの程度の量でしょうか?

3,260,000,000バレル

518,298,581 m3(kl)

となります。

ちょっと古いデータですが、2006年の年間石油輸入量は約2億4300万キロリットルのようです。

これで割ると約2.13年分の石油が眠っていることになります。

これを多いと見るか少ないと見るかは意見の分かれるところでしょう。

ちなみに筆者は少ないと見ています。

しかし、近年の世界的なインフレにあって、中国は喉から手が出るほど欲しがっていることでしょう。周辺の防衛力は強化しておくべきです。

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