一度一通り記述した後、正直なところ消そうかと思ったのですが、どの道当ブログの読者は非常に少ないので気にしないで記事を挙げてしまいます。
膨張する国債に関して私が考えている内容は以下を参考にしてください。
国債が増え続ける原因と不況に対する具体的な解決策
米国債残高の歴史的な推移を分析 1791年~1849年
米国債残高の歴史的な推移を分析 1850年~1899年
米国債残高の歴史的な推移を分析 1900年~1949年
米国債残高の歴史的な推移を分析 1950年~2010年
基本的に、筆者が考えている、現状の日本不況を解決する方法は、上述の具体的な解決策に記述しています。
現在の日本が取れる対策は二種類しか有りません。
一つは歳出を減らす方法です。
この中で減らせるのは社会保障になります。確実にここから削るようになります。
ただし、”多くの方々が考えている発想”に則ると、国債は最終的に0にできるようです。仮に0にするなら毎年20兆円を延々とカットし続けても…50年近く返済にかかります。
もうひとつは上述の記事を参考にしてください。
格付けについて日本では想像以上に騒がしい反応を見せています。格付けにいちいち本気で反応している国も珍しいかもしれません。正直なところ証券会社のレーティングとたいして変わりません。
かつて格付け会社はサブプライムローンの多くを突然格下げを行い、市場に混乱をもたらしています。こう言った格付けの問題を無視しすぎています。
そもそも格付けに何を期待しているのか意味不明です。米国債やイギリス国債を安定的としているとしていますが、債務が破裂寸前にまで膨らんでいる現状にあって、矛盾しているとも言えるでしょう。もっと日本人は、格付けの根拠を探るべきでしょう。
円ベースで見て低金利が続いているのは日本経済の将来展望が明るくないため…
と言う意味のわからない事が言われています。
ここで言われる将来の展望が明るくないから低金利…と言う理由は、一体なぜなのか考えたことが無いのでしょうか? こう言ったことを述べている人物が、少なくとも多くの人々に知識を授けるような役割を社会で果たしていないことを切に願います。
具体的な例を見てみましょう。10年物国債金利を記述します。
アイルランド:9.36%
ギリシャ:12.07%
日本:1.3%
本当に筆者が理解出来ないのは、将来の展望が明るくない国の金利が低い、と言われるその根拠です。一体何を根拠にそのような事を言われているのでしょうか? アイルランドやギリシャの将来は光り輝いているのでしょうか?
デフレがこのまま続き、成長率もせいぜいゼロ%と全員がみていることを今の長期金利は反映している…
と言う、意味のわからないことも言われています。
国債は需要の高い国債が低金利となり、償還されるかわからないリスクのある国債が高金利となります。こうしたことを言う人間は根本的に市場で何が起きているのかを誤解しているとしか思えません。
将来展望が暗いがゆえにこれだけ赤字を流しても何とかもちこたえている…
将来展望が暗いにも関わらず赤字を出してももちこたえている理由について考えた方が有意義ではないでしょうか?
大変申し訳ありませんが、あまり良い記事とは言えない内容となったため、記述をここまでにします。
注目の投稿
先進国の債務危機を解決する方法について:政府預金金利導入計画 / 新しいマイナス金利政策
先進国の債務危機を解決する方法について: 長いので三行で… 債務危機と言われているから、世界中の人々は債券が多いことが問題だと思っていた。 だけど、実際には、債券に対して政府の預金が少ない、もしくは全く無くて、更に金利がついていないことが問題だった。 政府の預金を増や...

このブログを検索
人気の投稿
-
EEZと領海を合わせた国別順位とEEZと領海と領土を合わせた国別順位をグラフ化してみます。また、人口密度からも分析してみます。
-
ここでは世界金融危機を防ぎ、デフレに苦しむ国を成長させるための手法を記述致します。 この記事では、新マイナス金利をユーロ圏へ適用例について記述致します。 自国通貨政府供給政策 貨幣供給を政府に行い、実質的にマイナス金利を自由に生み出す手法について にて、新しい内容を記述し...
-
先進国の債務危機を解決する方法について: 長いので三行で… 債務危機と言われているから、世界中の人々は債券が多いことが問題だと思っていた。 だけど、実際には、債券に対して政府の預金が少ない、もしくは全く無くて、更に金利がついていないことが問題だった。 政府の預金を増や...
-
インフレ先行指数と言われるCRB指数の推移を分析してみます。 欧米の商品取引所で取引されている先物取引価格から算出される、代表的な商品先物指数のひとつ。原油や金、銀、アルミニウム、トウモロコシ、大豆など 19 商品で構成され、世界の物価や景気動向の指標として使われています。正...
-
米国債残高の歴史的な推移を分析します。本記事では1900年から1949年の残高推移を扱います。時代は第一次世界大戦、世界恐慌、第二次世界大戦を迎えます。まさに激動の時代です。 トップの記事 米国債残高の歴史的な推移を分析 1791年~1849年
-
ハンガリーの経済指標を確認します。 この記事では、人口、GDPについて記述致します。 関連記事 ハンガリーの経済指標2 インフレーションレート・政策金利・10年物国債利回り ハンガリーの経済指標3 為替レート・経常収支・貿易収支 ハンガリーの経済指標4 株価指数・失...
-
アメリカの経済指標を確認します。 この記事では、経常収支、貿易収支を記述致します。 関連記事 アメリカの経済指標1 人口・GDP アメリカの経済指標2 インフレーションレート・政策金利・10年物国債利回り アメリカの経済指標4 株価指数 アメリカの経済指標5 失業...
-
ここでは世界金融危機を完璧に防ぎ、スタグフレーションに苦しむ国を成長させるための手法を記述致します。 強い懸念の一つであるハイパーインフレについて記述しておきます。 自国通貨政府供給政策 貨幣供給を政府に行い、実質的にマイナス金利を自由に生み出す手法について にて、新しい...
-
流行は常に変化するもので、気付けば日本人が思っていたほど世界は日本を評価していなかったり、またその逆もよくあることです。そうした評価を絶対的に量ることはなかなか出来ないかもしれませんが、この記事では検索数を通して色々なメーカーの検索数推移に迫ってみようかと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿
この度はコメントをいただき誠にありがとうございます。
必ずしもコメントにご返信できるかはわかりません。