この記事では、企業信頼感指数と消費者信頼感指数の推移を確認します。
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2007年から2011年の企業信頼感指数推移です。
景況基準については記述が得られませんでした。
短期間の数値しか無いため傾向について言及することはできませんが、少なくとも企業の姿勢は2009年に一時的な落ち込みを形成しただけで、その後は安定的にポジティブなマインドを形成しているのがわかります。
特徴としては、世界金融危機前後で2009年以外の水準はそれほど変わらないことが挙げられます。
2004年から2011年の消費者信頼感指数推移です。
2009年前後にボトムを形成しているのがわかります。
また、ボトム前後で水準はやや右肩下がりとなっています。
特に2004年時点で110だった数値が、それを若干下回る90で推移しているのはひっかかるところです。株価指数などは完全に右肩上がりでしたから、消費者視点では何らかのネガティブな要素が存在している可能性があります。候補となるのは高い失業率、高いインフレ、急変する中東情勢、商品価格の乱高下…などが挙げられます。
・総評
トルコ経済には懸念材料が多く散見されます。ここで列挙してみます。
・高い失業率
・一度デノミネーションを行った結果、潜在的な不信が生じている。
・中東情勢の煽りを受けやすい。
・地主制など依然として旧体制が見られ、柔軟性に乏しい面もある。
以上のような点はありますが、黒海には近年石油は100億バレル、ガスは1兆5千億立方メートルと莫大な埋蔵量であることがわかっています。 これにより2023年から40年間にわたって、国内消費分を賄うことができるようになるとの見通しがあります。
また、鉱物資源や石炭などにも恵まれていますから、当分は重工業化を促進することが出来れば国家としての成長を加速させることができるかと思います。
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