この記事では経常収支、貿易収支、為替レートについて記述致します。
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1990年から2011年の経常収支推移です。
2000年直前までは部分的に黒字化していたことがわかります。
ただ、ユーロが強くなり始めた2004年以降では赤字幅が広がり続けました。
世界金融危機以降では赤字幅が収束しているものの、債務国としては危険な状態が続いています。
1991年から2011年の貿易収支推移です。
経常収支と貿易収支の水準が近いことから見てもわかるように、輸入過多の傾向にあるようです。
スペイン経済だけを考えるなら、通貨を弱くする必要がありそうです。
1973年から2001年のスペインペソ/USD為替レートです。
スペイン経済は特に1990年代には弱い推移となっていましたから、ユーロ移行直前には弱い推移となっていたのがわかります。
1975年から2011年のEUR/USDレートの推移です。
2002年までは弱い推移となっていますが、それ以降では強めの推移となっています。
特に赤字傾向が強くなった2004年以降ではユーロも強くなっているのがわかります。
やはり今後のEUはユーロと債務次第かもしれません。
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