この記事では、為替レート、貿易収支、経常収支について記述致します。
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1988年から2011年の為替レート推移です。
異常なほど為替レートが安定しているのがわかります。
やはりドルペッグ制を採用していました。最近では将来的に変動性相場への以降も検討されているようです。こうした流れは、将来的に石油や天然ガスに依存しない金融都市を形成するためと思われます。
1990年 ソビエト崩壊 湾岸戦争
1994年 メキシコ通貨危機
1997年 アジア通貨危機
2001年 ドットコムバブル アフガニスタン紛争開始
2003年 イラク戦争開始
2004年11月2日 初代大統領シェイク・ザーイド死去
2004年11月3日 シェイク・ハリファが新大統領就任
2007年 世界金融危機
2009年 ドバイ・ショック
2010年 ギリシャ危機 イラク戦争終結
2000年から2011年の貿易収支推移です。
レンジは大まかに40,000から250,000となっています。
2008年にはリーマン・ショックの余波が反映されましたが、2009年にはピークを更新しています。
その後、2010年には再び落ち込んでいます。
かなり不安定な推移となっているのがわかります。
1996年から2011年の経常収支推移です。
レンジは0から90となっています。
かなりこちらは不安定な推移です。
貿易収支と異なり、2010年には大幅な落ち込みが見て取れます。
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他国より技術などを受け入れて開発を行なっていたようですから、サービス収支が悪化したようです。また移転収支が悪い傾向にあります。こちらは出稼ぎの方々による本国への送金でしょう。
やはり製造出来るだけの産業が一切ない国家ですから、今後もサービス収支と移転収支の悪い状態は続く可能性が高いでしょう。
この収支なら、とりあえずドバイの管理維持を行うことはできそうです。
今後はどの程度貿易収支を伸ばせるかが重要となりそうです。
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