この記事では、人口、GDPについて記述致します。
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1960年から2011年の人口推移です。
471万人ほどの国家ですから、人口のブレはやや激しい傾向にあります。
特に1970年代からの伸びは顕著となっているようです。
1962年 アブダビが石油輸出を開始
1968年 英政府が湾岸地域からの撤退を発表。首長国の連邦結成の協議が始まる。
1969年 ドバイが石油輸出を開始
1971年 ニクソン・ドルショック
1971年7月10日 各首長国の首長の間で統一の合意がなされる
1971年12月2日 アラブ首長国(UAE)連邦建国
1973年 統一通貨UAEディルハム(dirham)導入
1973年 第一次オイルショック
1975年 ベトナム戦争終結
1979年 イラン革命 第二次オイルショック
1981年 湾岸協力会議(GCC)結成
1985年 プラザ合意
1986年 逆オイルショック
1990年 ソビエト崩壊 湾岸戦争
1994年 メキシコ通貨危機
1997年 アジア通貨危機
2001年 ドットコムバブル アフガニスタン紛争開始
2003年 イラク戦争開始
2004年11月2日 初代大統領シェイク・ザーイド死去
2004年11月3日 シェイク・ハリファが新大統領就任
2007年 世界金融危機
2009年 ドバイ・ショック
2010年 ギリシャ危機 イラク戦争終結
石油の輸出によって経済が潤い、順調な成長を遂げてきたことがわかります。
2011年のアラブ首長国連邦人口ピラミッドです。
大きく男性が偏重していることがわかります。
出生時性別比率: 1.05 male(s)/female
15歳以下性別比率: 1.05 male(s)/female
15-64性別比率: 2.75 male(s)/female
65歳以上性別比率: 1.8 male(s)/female
総人口性別比率: 2.2 male(s)/female (2011 est.)
出生時から15歳までは比率に、あまり大きなブレが無いことがわかります。
これは周辺国などから多くの移民労働者が流入していることを表しています。
やはりUAE自体が不安定な傾向にあるのかもしれませんが、それ以上に、中東諸国の社会情勢が非常に不安定であることがよくわかる比率と言えます。
民族構成は以下のようになります。
アラブ首長国人19%、その他の国のアラブ人、イラン人23%、南アジア人50%、その他8%
南アジア…つまり、インド人などが多く出稼ぎに来ていることがわかります。
驚いたことにアラブ首長国人は5分の1に届いていません。極端な移民社会と言えそうです。
1973年から2011年のUAE・GDP推移です。
若干わかりにくいですが、1970年代に急成長し、1980年代に停滞期を迎え、その後、2002年から成長が加速しているのがわかります。同国は石油収入に大きく依存しているので、関連材料を挙げてみます。
1969年 ドバイが石油輸出を開始
1973年 第一次オイルショック
1979年 イラン革命 第二次オイルショック
1986年 逆オイルショック
2001年 ドットコムバブル アフガニスタン紛争開始
2003年 イラク戦争開始
2007年 世界金融危機
2009年 ドバイ・ショック
2010年 ギリシャ危機 イラク戦争終結
1986年前後に見られた逆オイルショックによって石油関連国家は大きな下振れを受けています。
UAEは、そうした国家の典型であったため、経済的な低迷を余儀なくされました。
2000年以降は、石油価格の高騰により急成長しましたが、直近では石油価格の高騰も一服しており、GDPの頭打ちが見て取れる状況にあります。
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