この記事では、為替レート、貿易収支、経常収支について記述致します。
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1981年から2011年のUSD_THBの為替レート推移です。
1997年の変動性相場への移行では大きなスパイクを形成しているのがわかります。
直近では、タイの成長とドル安に伴いタイバーツ高傾向にあります。
1991年から2011年の貿易収支推移です。
皮肉にも赤字続きとなっていたことがアジア通貨危機を招く原因となりました。
1997年後は黒字化していますが、タイバーツ高と同時に際どいところまで黒字幅が収束しています。
直近では不安定ながらも黒字幅を確保できていることがわかります。
1991年から2011年の経常収支推移です。
1997年まで、経常収支も大幅な赤字となっています。
変動性相場への移行には大きな痛手を払ったものの、それにより貿易収支が改善し、製造業をはじめとする産業が成長する素地を得て内需が強化されました。
結果として、大きな試練を乗り越えたタイ経済はASEANの中でも良い状態に成長しています。
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