この記事では経常収支と貿易収支について記述致します。
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1992年から2011年の経常収支推移です。
やはり、高い国債利回りが最終的に大きな負担となっているのがわかります。
直近ではインフレが落ち着き、主要な輸出品が伸び始めていますが、それでもマイナスが続いています。
1998年から2011年の貿易収支推移です。
若干黒字化している時もありますが、直近でも不安定な推移となっています。
CIVETsの一角として今後の発展が期待されますが、強い発展を見せるには経常収支が安定的に黒字化する必要がありそうです。
1980年から2011年の貿易収支推移です。
80年代の貿易収支黒字化の裏付けが気になるところです。考えられるのは麻薬以外無いのですが…、裏社会の収入が反映されているのでしょうか?
90年代に入り、麻薬組織に対する撲滅運動が激しさをますと、赤字が慢性化しています。
直近での商品価格高騰に伴って、石油、石炭、コーヒーなどの商品を持つコロンビアは急激に貿易収支を改善させました。
ただ、高い国債利回りが続いていることもあって、多くの所得を失う展開が続いています。
国債利回りが高くなる素地には過激な反政府組織や、麻薬組織の存在が挙げられます。今後は、こうした組織の活動を脆弱にしていく活動が求められます。そうすれば長期的なリスクが減ることに繋がりますから、次第に国債利回りを改善させていくことができるでしょう。
また、鉱工業、コーヒー農園以外の産業を育成していくことが求められそうです。
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