参考とした資料は…
Top Banks in the World by Bankersalmanac.com
あまり新しいデータではありません。2010年初頭のデータです。
基本的に単位は100万ドルとなっています。
では、まずは総資産ランキングから…
赤いラインが日本の銀行です。
東京三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ銀行、農林中央金庫の5社がランクインしています。郵貯に関してはランキングに含まれていません。
意外にもアメリカの銀行はそこまで健闘していませんが、時期的に資産が目減りしていたのでしょう。
基本的にトップ集団は欧州の銀行が多いです。また、中国が既に高いランクにあることもわかります。
中国は新興国であるにも関わらず、これだけの健闘を見せているのは脅威というより無いでしょう。10年もすればTop10は全て中国になるかもしれません。
さて、こちらのランキングも、総資産ではなく資本ランキングにすると一気に様相を変えます。
こちらのランキングは、上述の総資産ランキングTop50の銀行のみの資本金額からランキングを作ったものです。全ての銀行の資本ランキングTop50ではありません。
トップ集団のうちほとんどが中国となります。中国は堅実な経営体制と外部環境の良さが銀行の資本にも良い影響を与えているのがよくわかります。
また、農林中央金庫も堅実な経営体制を築いているようです。郵貯以外で安定的に資産を貯蓄したいなら農林中央金庫が日本ではいいのかもしれません。
他にもオーストラリアの健闘も目を引いています。
一方、総資産ランキングで4位に付けていたバークレイズなどのように資本が毀損している可能性のある銀行が欧州には多いかもしれません。それ以上に酷いのはアメリカ系の銀行でしょうか? Citiなどはほとんど倒産寸前のようにも見えます。
JPモルガン・チェースですら、この状況にあったわけですから、如何にアメリカがショック死しかけていたかがよくわかるかもしれません。実際にギリギリの所にあったと言うことでしょう。
次は機会があれば証券会社ランキングとかを作成してみるかもしれません。
筆者なりに世界金融危機の解決策を作成してみました。よろしければ、是非こちらを御覧ください。
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