自動車信頼性調査の2012年版をグラフ化してみます。
日本における信頼性は必ずしも、このデータと同一ではありません。
数ある参考データの1つにすぎません。
まず、元データを記述致します。
Ranking Manufacture Av.mileage RI Av.repair(£) Failure rate(%)
1 Honda 47190 39 361 10
2 Toyota 47610 58 384 17
3 Lexus 51016 82 433 18
4 Suzuki 35612 50 265 19
5 Subaru 57403 68 337 20
6 Hyundai 51776 68 325 21
6 Mazda 44510 91 435 21
6 Mitsubishi 48693 91 424 21
9 Chevrolet 30468 50 227 22
10 Nissan 46356 96 379 25
11 Kia 44310 95 359 26
12 Ford 51207 87 275 31
12 Skoda 49827 97 310 31
14 Citroen 46712 95 297 32
15 Peugeot 48770 99 278 35
15 Daewoo 40628 102 291 35
15 Smart 36381 104 293 35
18 Mini 40812 146 390 37
19 Fiat 44214 97 254 38
20 Seat 50223 118 298 39
20 Volkswagen 53000 134 339 39
20 Volvo 59482 161 407 39
20 Porsche 38742 243 623 39
24 Vauxhall 50269 123 303 40
25 BMW 57766 175 420 41
27 Audi 56813 197 471 42
27 Rover 49620 167 383 43
27 Jaguar 49630 184 428 43
29 Mercedes 53386 215 474 45
30 MG 45005 197 409 48
31 Saab 56149 161 320 50
31 Chrysler 51110 207 412 50
33 Renault 47194 137 262 52
33 Jeep 49084 228 434 52
35 Alfa Romeo 52370 202 364 55
36 Land Rover 55451 300 420 71


上位にはホンダ、トヨタ、レクサスとおなじみな日本メーカーが名を連ねています。

各ブランドごとに、サンプルとなった台数は50台以上となっています。

国家ごとに色別して表示しております。日本は赤です。

まずは、故障率レートから
トップ3は、ホンダ(10)、トヨタ(17)、レクサス(18)となりました。

ホンダの信頼性の高さが目を引きます。最下位となったランドローバーの7分の1の故障率です。

上位には、日本車が名を連ねる傾向にあります。

下位にはドイツ、イギリス、スウェーデン、アメリカが並んでいます。

次は、信頼性指数(RI)ランキングです。
信頼性指数は、故障回数、修理コスト、修理回数から産出された単純に信頼性を比較するために作成された指数です。

トップ3は、ホンダ(39)、スズキ(50)、シボレー(50)となりました。

ホンダの信頼性が非常に高いと判断できる流れとなっています。

下位には、イギリス、ドイツ、イタリア、アメリカなどが名を連ねる傾向にあります。

ただし、アメリカはGM、フォードに対して、クライスラーが非常に信頼性を落とす傾向にあることがわかります。

また、この信頼性指数でも日本勢は高い信頼性を示す傾向にあります。

次は、平均修理コストと故障率を掛けた指数ランキングです。
トップ3は、ホンダ(36)、シボレー(49)、スズキ(50)となりました。

おおよそRIと同じ傾向を示しました。

もしかするとRIはこのように産出しているのかもしれません。

次は、平均修理コスト×故障率÷平均走行距離×1万の指数ランキングです。
トップ3は、ホンダ(7.65)、スバル(11.74)、ヒュンダイ(13.18)となりました。

このランキングは、データ元の走行距離に差があることから、そうしたブレを取り除くために作成したランキングです。

概ね上述のランキングと変わりない傾向にあるようです。

上位に日本勢が並ぶ傾向にあることも変わりないようです。

最後に、国別平均修理コスト×故障率の平均値ランキングです。
国別に足した指数をブランド数で割った数値です。

日本製が高い指数を示す結果となりました。

欧州勢の中でもドイツとイギリスが指数を膨らませる結果となりました。

どちらも故障率が高く、修理コストがかさむために指数を悪化させています。

昨年に引き続き、ドイツの高品質なイメージと異なる結果が示されました。

あまりにもこうした傾向を続くようではドイツ=低品質と言ったイメージが付くようになるのは避けがたいかもしれません。

御一読いただき誠にありがとうございます。

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