ドイツの経済指標を確認します。
この記事では経常収支、貿易収支、為替レートについて記述致します。
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1975年から2011年のEUR/USD為替レート推移です。
1980年代には急激な落ち込みを記録します。同時期にはポンド危機やプラザ合意などが見られます。また、第二次オイルショックなどの余波も残っている時期となります。
また、ユーロ開始直後2002年の予測できない状況への警戒感からユーロは弱い推移から始まります。
その後、直近ではボックスに近い推移となっているのがわかります。
1971年から2011年の貿易収支推移です。
1980年前後には第二次オイルショックの影響を受けている事がわかります。
その後、1989年にはベルリンの壁が崩壊。1990年には東西ドイツが統合しました。
その後のドイツは順調に貿易収支を伸ばし続けています。
ただ、直近ではユーロが弱くなった影響と商品価格の高騰による収支の悪化が生じている可能性があります。
1971年から2011年の経常収支推移です。
第二次オイルショック後には一時的に経常赤字となります。その後、1990年の東西ドイツ統一と共に急激な経常赤字に転落します。
これはソビエト連邦消滅の際に生じたデフォルトによる影響を直接受けたこと、東ドイツの経済を統合時に無理な形で過大評価する統合を行った結果、東ドイツでは倒産や失業が急激に増える結果となった。
しかし、困難な10年をドイツは見事に乗り越え2002年には経常黒字を続ける力強さを見せるようになりました。
東西ドイツの統合は非常に困難な状況を生み出していたことがわかります。
ただ、日本が見習うべき点は、問題を後世に後回ししない姿勢でしょう。今の団塊の世代はツケを払わずに終わらせようとしています。一方で若年層は投票もしない自殺行為を取っており、日本人全体が無能な状況に陥っているようです。
一方で、債務の問題は非常に強い強制力を持っていますから、いずれ日本が問題を直視せざるを得なくなることでしょう。団塊世代と共に墓に埋めることはできませんから、非常に痛い経済的な喪失を経験することになるかもしれません。
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