この記事ではインフレーションレート、政策金利、10年物国債利回りについて記述致します。
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1973年から2011年のインフレーションレート推移です。
70年代から90年代にかけてインフレが収束傾向にあることがわかります。
1983年 豪ドル変動性相場へ
1985年 プラザ合意
1990年 日本バブル崩壊
1997年 アジア通貨危機
直近ではインフレの低い状態が続いています。
1990年から2011年の政策金利推移です。
1990年には非常に高い金利となっていましたが、その後は概ね8%以下の推移が続いています。
世界金融危機では一度金利が暴落しています。
1969年から2011年の10年物国債利回り推移です。
80年代には高い利回りに苦しんだことがわかります。
80年代には多くの欧米諸国が第二次オイルショック以降高いインフレに苦しみました。
直近では資源高による収益の改善によって信用力が上昇し、直近では約40年ぶりの低金利となっているのがわかります。
また、1983年の豪ドル変動性相場へ移行して以来は、それまでより変動性の高い推移を見せているのがわかります。
1989年から2011年のGDP比債務です。
1995年にピークを形成後、2008年に向けて収束し、その後急激に増加しつつあります。
この債務の増加がオーストラリアの大きな懸念となっています。
1970年代から1980年代にかけて色々な流れから各国へのインフレ圧力が高まり、抑制するため政策金利が上昇、その後、国債利回りが上昇する流れとなっています。
1973年 第一次オイルショック
1979年 イラン革命による第二次オイルショック
1983年 豪ドル変動性相場へ
1985年 プラザ合意
1990年 バブル崩壊
1997年 アジア通貨危機
2007年 世界金融危機
各レートの影響の元となっているのは上述の出来事かと思います。
ただ、直近では商品価格の高騰による過大評価があるように感じられてなりません。次の記事で記述しますが、慢性的な赤字体質が気がかりと言えます。
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