2011/08/03

10年債利回りの推移を大雑把に確認してみる

10年債利回りの推移を久しぶりに確認しておきます。

最近は利回りが先進国で低下する傾向にあるようです。

最新のものは当ブログ上部タブの[債券]に掲載されています。最新の物をご確認されたい時は、そちらを参照するようにしてください。


先進国各国の債券利回りが低下しています。

特にアメリカ、イギリス、ドイツ、スイスなどの債券利回りが直近で急落しました。

ちょうど時期的には米国債デフォルトの話題で賑わっている時期でしたので、リスク回避の動きが強まったのでしょう。直近でもそうした動きが継続しています。


こちらは台湾が上昇しています。

どうも台湾は株価指数が直近でピークを形成しているようです。

また、中国のバブルが崩壊しつつあることもあって、中国経済の悪影響を受ける可能性が高まっています。良くも悪くも台湾は中国の影響を受ける傾向にあるため、今後も中国経済との連動傾向が強いまま推移しそうです。


こちらは新興国の筆頭と言える国家を3カ国だけ掲載しています。

インド、中国の利回りは上昇傾向にあります。

インド、中国は株価指数などがピークを形成する傾向にあり、今後のバブル崩壊が懸念される状況にあると言えるでしょう。

南アフリカは高齢化の懸念が弱い上、金価格の高騰と、今後のインフラ整備次第では更なる成長が期待されます。

ただ、国債利回りが6%を超えていることからもわかる通り、ハイリスクな経済成長を続けていることは覚えておいた方が良いかもしれません。


こちらはPIIGSとオランダの利回りになります。

特徴的なのはポルトガル、アイルランド、ギリシャの利回りは低下していますが、イタリアとスペインは上昇しています。

これは以下の2つの理由が考えられます。

・EFSFなどがポルトガル、アイルランド、ギリシャの支援を行うことは現実的に可能かもしれませんが、イタリアとスペインは経済が大きいため支援が困難であるため。


・デフォルト・スワップを購入していた投資家が、ロールオーバーによる償還期間の延長ではデフォルトに対する保険が適用されないことに気づき、現金化し始めた。

つまり、現在EFSFなどの支援を受けることができるポルトガル、アイルランド、ギリシャなどの経済規模が小さい国家は、ロールオーバーによるデフォルト回避が予想され、利回りが低下しました。

一方のイタリア、スペインは経済規模が大きいため、EFSFなどが支援することが困難であり、デフォルトの可能性が依然として残されていることから、利回りが上昇しています。


ただ、振り返ってみると、EUの低経済成長と言った懸念が残されているものの、かつて言われたギリシャのデフォルトは回避されつつあり、事態の進展はみられるようです。

次の問題はイタリア、スペインとなりそうですが、現在までのところ、危機的な状況ではないため、今後の事態の展開を見守る必要があると言えます。

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