この記事では、インフレーションレート、政策金利、10年物国債利回りの推移について記述致します。
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1992年から2011年のインフレーションレート推移です。
レンジは3%から31%と幅広くなっています。
1989年に共産国家から民主化しています。
それにしても、ウクライナやロシアがハイパーインフレ、デフォルトなどをしていた割に、安定的な推移をしていたと言えるかもしれません。
そのため、1995年などの推移は旧共産圏の国家にしては安定しています。
直近の特に2003年移行はレンジが3%から10%となっており、比較的安定した推移を見せています。
ちなみにハンガリーはハイパーインフレも引き起こした事があります。
ハンガリーでは第二次世界大戦後に激しいハイパーインフレが発生した。このときのインフレーションでは16年間で貨幣価値が1垓3000京分の1になったが、20桁以上のインフレーションは1946年前半の半年間に起きたものである。大戦後、1945年末まではインフレ率がほぼ一定であり、対ドルレートは指数関数的増大にとどまっていたが、1946年初頭からはインフレ率そのものが指数関数的に増大した。別の表現でいえば、物価が2倍になるのにかかる時間が、1か月、1週間、3日とだんだんと短くなっていったということである。当時を知るハンガリー人によると、一日で物価が2倍になる状況でも市場では紙幣が流通しており、現金を入手したものは皆、すぐに使ったという[11]。
1946年に印刷された10垓ペンゲー紙幣(紙幣には10億兆と書かれている)が歴史上の最高額面紙幣であり(ただし、発行はされていない)、最悪のインフレーションとしてギネスブックに記録されている。
なお、実際に発行された最高額面紙幣は1垓ペンゲー紙幣(紙幣には1億兆と書かれている)である。
※1京は1兆の1万倍(10の16乗)、1垓は1京の1万倍(10の20乗)。
1987年から2011年の政策金利推移です。
レンジは5%から28%です。
高いインフレを封じる傾向が強いようです。ハイパーインフレを常に抑えるようにしています。
1999年から2011年の10年物国債利回り推移です。
レンジは約5%から12.5%の利回りとなっています。
比較的高い利回りです。これはハンガリーの経済を圧迫している可能性が無視できません。
世界金融危機後の2009年にスパイクを形成しています。
直近では6%から8%のレンジに収まっています。この推移はEU問題にくくられていない可能性が高いことを表しているようです。ユーロを導入していないだけに債務に火が点く可能性は低いかもしれません。
比較的高い利回りが気になるところです。
確かにGDPも45位と大きいとは言えませんし、旧共産圏の国家ですから、なかなか難しい所が多いかもしれません。具体的に裏付けを掘り下げて突き止めたいところです。
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