2012/06/14

アメリカ・企業在庫の1992年から2012年3月までグラフ化

アメリカ・企業在庫の1992年から2012年3月までグラフ化します。



米国企業在庫とは、米国内における在庫循環の状況を把握するための経済指標です。

米国企業在庫は、製造業、卸売業、小売業の各業種について、耐久財と非耐久財に分けて、在庫水準(在庫循環の状況)が発表されます。

米国企業在庫は、対売上高在庫比率として議論されることが多いのですが、この企業在庫だけで、在庫循環の局面判断は非常に難しく、単独で判断することはできません。

なぜならば、企業在庫の伸びには…

①出荷が伸び悩んで起きる「意図せざる在庫増加」
②出荷増を見込んだ在庫増である「積極的な在庫積み増し」

…の2種類があり、両者の局面判断は全く反対になるからです。

もし在庫が増えているとしても、モノが売れずに在庫が積み上がっているのか、この先大きく出荷が増えると見込んで、生産を増強しているために在庫が増えているのかで、在庫循環が良いのか悪いのかが判断しにくいからです。

したがって、生産や出荷動向などの他の経済指標と併せての総合的な判断が必要となります。

データ:https://www.google.com/fusiontables/DataSource?snapid=S506140Ychh

企業在庫の推移です。

ITバブル崩壊後とリーマン・ショック後に落ち込みが見られます。

基本的に在庫が減少する際には景気が実際に下振れしているため、下落傾向に転じた場合、警戒が必要でしょう。

また、残念ながら先行性はありません。連動から若干遅行する傾向にあることがわかります。

景況判断の中心線のような推移と言えるかもしれません。

前月比の推移です。

基本的にマイナス圏に転じた場合、警戒が必要です。

前年同月比の推移です。

こちらのグラフは3ヶ月ほど先行性があります。

直近で明確に下落傾向を表しているため、景況に対する警戒を継続する必要があることを示しています。

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