2012/04/24

イギリスGDP・国債推移を1910年から1965年にかけてグラフ化して分析


イギリスGDP・国債残高推移を1910年から1965年にかけてグラフ化して分析してみます。

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1910年から1965年の推移です。

非常にわかりやすい推移を見せています。WW1、WW2と大戦が連続したため、英国は完全に衰退し覇権を失いました。

1914年~1918年 第一次世界大戦



1914年から1920年にかけて急速な速度で債務が膨れ上がっているのがわかります。

この大戦によって大英帝国はそれまでの蓄積を一気に失ったことがわかります。

1929年 世界恐慌

1931年9月21日 金本位制の放棄

1931年 イギリス連邦の形成



1919年から1940年の推移です。

1920年から1923年にかけて急激にGDPがしぼんでいます。

これは戦争中の需要が急激にしぼんだ上、経済がひどく傷んだ結果と言えるでしょう。その上、この戦争はこれまでの戦争と異なり防衛戦にすぎないことが致命的でした。多額の賠償金を課せられたドイツはハイパーインフレを誘発し、戦勝国は特に得るものが無いまま小康期を迎えていると言えます。その後、1929年の世界恐慌によって更に落ち込みを見せました。

興味深い点は1940年に向けて急速にGDPを回復させている点です。これは1931年の金本位制の放棄とイギリス連邦の形成が影響しているでしょう。この期間の推移についてはより詳細な資料を必要となりそうです。


1940年から1965年の推移です。

1939年~1945年 第二次世界大戦

1950年~1953年 朝鮮戦争

第二次世界大戦直前には債務がGDPとほぼ同額にまで収束していますが、その後再び乖離を大きくしています。終戦後には今度は非常に速いペースで経済を回復させることに成功しています。


20世紀前半から中盤において、イギリスは覇権を失いアメリカがそれに代わるようになります。

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