2011/09/05

一人あたり電力消費量をG8などで比較

国家の一つの指標として一人あたり電力消費量を確認してみます。

G8やG20をそれぞれ見ていきます。



まずはG8から。

カナダが最も消費量が大きく、次にアメリカ、日本と続きます。

カナダの消費量が大きいのは、一つに原油などのエネルギー資源を自給する事ができるため、電気が安いことや、単純に寒いためなどが挙げられます。

次にアメリカですが、こちらも消費量がロシアの2倍近いのがわかります。

ただ、特徴的なのは、アメリカの消費量がピークを形成しつつある点でしょう。この点から判断すると、アメリカは一旦産業の成長が止まりつつあることがわかります。

日本からイタリアは、あまり大きな差がありませんが、ロシア、ドイツなどは1990年から急激な落ち込みを見せているのがわかります。

ドイツは1990年に東西ドイツを統合させ、ロシアは1991年にソビエト崩壊を起こしました。そうした経済的な衝撃がグラフに反映されたものと言えます。





G20-G8の一人あたり電力消費量になります。

オーストラリアは安定的に高い水準を保っています。ただ、直近ではピークを形成しつつあります。

韓国は急激な成長を見せましたが、今後どこまで消費電力量を伸ばすか警戒が必要です。これはエネルギー資源を自国で賄えないためで、これ以上の電力消費量は効率の悪さを表している可能性が無視できません。

サウジアラビアも同様に高い水準です。同国は完全に自国で石油をまかなえるので心配ないでしょう。また、日射量の多い地域ですので、将来的には太陽光パネルなどでもエネルギーをまかなえるようになるかもしれません。

次に南アフリカが来ています。近年成長が目覚しい南アフリカですが、電力の消費量自体は80年代から既に横ばいとなっているのが特徴です。2015年までに新たな火力発電所が稼働と言った話も聞かれており、慢性的な電力不足がこれから解消されるかもしれません。この国は慢性的な電力不足を解消できれば、更なる発展が見込める可能性があります。

以下、低い電力消費量となる国に、アルゼンチン、中国、トルコ、ブラジル、メキシコ、インドネシア、インドが続きます。



G8は成長が頭打ちしており、G20は急成長を遂げた国と、まだ急成長の一歩手前である国、ピークを形成している国に分かれます。

電力消費量の見方は単純に見ると、産業の成長余地と見ることも可能です。つまり、特に南アフリカ以下の国家には、まだ成長余地が残されていると見ることも可能だと言うことです。

特にインド、インドネシアは、全く成長していないと見ることもできます。やはりこれから参入するならインド、インドネシアが有力な市場と言うことができるかもしれません。

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